【統計力学】カノニカル分布・二準位系
カノニカル分布・二準位系
一般的な形
POINT
- 比熱はエネルギーゆらぎの2乗にを乗じたもの
- なぜ統計力学では比熱まで求めることが多いのか?
→ 実験で系の性質を見るのには比熱が用いられるから。比熱は「応答係数」とも呼ばれる。
POINT
そもそも比熱って?
→ 比熱は「系の温度をわずかに変えたときエネルギーがどれくらい変化するか」を表す量
二準位系の例
先程のエネルギーを少し書き換えた形を紹介する。
ノート中の計算で比熱はとなった。温度依存のグラフにするとこんな感じ。
POINT
- 低温 ()
前にあるにより発散すると考えられるが、のほうが先に大きな値となるので、低温での比熱は急激に0に近づく - 高温 ()
は0に近づき、は1に近づくので高温でも全体として0に近づく
参考文献
田崎晴明 「統計力学〈1〉 (新物理学シリーズ)」[amazon asin=”4563024376″ kw=”統計力学〈1〉 (新物理学シリーズ)”]
この記事を書いた人
とある国立大の大学院生。高専から編入学、そして外部院試を経験しています。
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