1ヶ月ほど前、メルカリで新品同様のniz atom66というメカニカルキーボードを買いました。値段は13000円。キーボードにしては高いですよね。
僕はこれからしっかりブログを書いていくつもりなのでインターフェース環境は整えて置きたいと思ったので買っちゃいました。
ではまずはこのキーボードの説明です。レビューだけ見たい方は説明は読み飛ばしていただいて結構です。
追記:atom66を使用し始めてから、1年近く経ちます。一年間使用してきた感想を赤字で追記していきます。
このniz atom66は現在廃盤となっているのかAmazonでは在庫切れが続いています。この機種の後継の機種が下の商品になります。
niz atom66とはどんなキーボード?
静電容量無接点式
これはキーボードの構造の話です。打鍵感に直接かかわってくるところですね。
静電容量無接点式のキーボードはキーボードの中ではとても高級なほうです。特に有名なのは国産のHHKBや東プレのREALFORCEですね。これらが静電容量無接点式の顔ですね。
構造の詳しい話は分かりませんが打鍵感がたまらなく、耐久性の高い方式らしいです。
66のキーがある
atom66はその名の通り66個のキーがあります。
この数はキーボードの中ではとても少ないです。テンキーはもちろんありませんし、ファンクションキーなどは写真の通り数字キーと共有です。
静音設計
打鍵音はまあまあ静かです。店の中や外などある程度騒音があるところでは全く気にならない程度だと思います。
しかし、家で一人で作業をしているとキーボードの音ははっきりと聞こえますので、新幹線など静かなところでは厳しいでしょうか。
Bluetooth・USB接続
Bluetooth4.0とUSBの両方の接続方法に対応しています。
無線は外出先や家の中で移動して作業する際はとても使い勝手を良くしてくれます。
無線接続で使用すると一日数時間程度の使用でバッテリーは3週間持ちます(エコモードでの使用)。
しかし、無線接続はいちいち電源ボタンを入れる必要があるため、今では完全に有線接続で使用しています。
それくらい面倒がらず、やれって話ですけど。。。
USB接続の場合、端子はUSB type-cとなります。
最近はスマホ、タブレット、パソコンなどどれもタイプcになってきているのでケーブルを多く持ち運ばなくて済みます。
後継機種の接続方法は
- Bluetooth
- USB type-cの有線接続
- USBレシーバーによる無線接続
の3つらしいです。
有線接続がデフォルトの自分にとってはUSBレシーバーの接続はとても欲しい機能でした。
本題のレビュー
カスタマイズ性が高い
やはり、カスタマイズ性は高いです。キーキャップはCherry MX軸(メカニカルキーボードで多く使われる)を使っているのでキーキャップを自分好みに変えることができます。
さらに、windowsのソフトでキーの操作を変更できます。僕は使わないと思いますが開発者などにはうれしいのではないでしょうか。
あと、Mac用のキーキャップがついています。これはMac使用者にはうれしいですね。
このキーボード、実はキーの重さを調節できるんです。
ノーマルは35グラムですが、付属品のばねをつけることで45グラムにすることができます。
かの有名なHHKBのキーボードのキーの重さは45グラムだそう。
筆者は人差し指と中指のところだけ荷重を重くしています。そのような使い方も出来ます
打鍵感がいい
打鍵感はとてもいいです。初めての静電容量無接点式のキーボードでしたがとても気に入っています。
打鍵音も心地よく、擬音語で表すとシュコシュコという感じです。
ストロークは一般的なデスクトップ用のキーボードよりは浅いと思いますが、ちょうどいい感じです。
ストロークが浅いなんてのは嘘です。一般的なデスクトップ用のキーボードとおそらく変わりません。
それから、やはり打鍵感と打鍵音は最高です。約1年使用した今でも思います。
デザインはレトロ?
デザインはレトロな感じですかね。白も青っぽい白ではなく、少しくすんだような白です。
1万を超えますが細部のデザインはそれほど高級感があるわけではありません。
角度調節の小さなスタンドがプラスチックである、またそのスタンドがたたむときに壊れそうな音が出るので怖いです。
あと、カラーバリエーションがホワイトしかないので残念。
もっと色が出ていて欲しかったですね。黒とか。
まさか、これだけHHKBを真似しておいてパクリと言われるのが怖かったとか。
いまではこのデザインは主張がなく、気に入っています。どんな環境にも合うデザインでしょう。
サイズはいい感じ
サイズはコンパクトでちょうどいいです。
無駄なキーがほとんどなく、これだけキーがないのに方向キーが使えるのはとても評価できるところではないのでしょうか。
ただひとつ申し上げるとしたら、キーボードが少し高くなっているところですかね。そもまましばらく使っていると手首が疲れてきます。しかし、この問題点は自分は自作パームレストで解決済みです。
大きさ的には持ち運べないことはありませんが、ちょっと重いです。
外出は厳しそうですが、家の中等の持ち運びは問題ないです。
このキーボードはキーが高くなっているので、パームレストが必須です。お金に余裕のある方はこちらのパームレストをおすすめします。パームレストの中でもダントツで人気の商品です。高さもatom66に合っています。
taptekとの比較
先日レビューしたいま注目のメカニカルキーボード taptek と比較してみたので、相違点を申し上げていきます。taptekのレビューはこちらに上げておきます。
https://ranran-blog.com/taptek/
taptekとatom66の互いの長所を簡潔に表すと
- taptek:ガジェットとしてのデザインと機能
- atom66:キーボードとしての性能と完成度
正直、Taptekは使っていくうちに好感度が下がっていきましたが、atom66は逆です。
atom66は使えば使うほど良さがわかってきます。
Atom66の方が優れている点
打鍵感
打鍵感はatom66の圧勝です。こちらの方がずっと素晴らしいです。
taptekは個人的にはかちゃかちゃという音と押し心地が気になりました。
カスタマイズ性
これはatom66はCherryMX軸というのが大きいですね。あとキーキャップがMac用とWindows用に用意されている点もいいですね。
taptekはカスタマイズ性はほとんどありません。
Atom66の方が劣っている点
携帯性
携帯性はtaptekですね。taptekのコンセプトに薄型という点があるので当然と言われれば当然ですね。
あと、atom66の方が重いです。atom66は約700g、taptekは約500gですのでtaptekの方が持ち運びやすくなっています。
操作性
操作性で明暗を分けたのは端子の位置、電源ボタンの仕様、バックライトの使い方です。
端子は両方USB type-cというのはとてもいいですがatom66は端子の位置が奥に入り込んでいます。これは差し込むとき少し使いにくさを感じてしまします。
電源ボタンは写真の通りtaptekの方が使いやすいです。
バックライトはtaptekはバックライトキーがあるのに対し、atom66はFnキーとどっかのキーです。バックライトキーがある方がわかりやすいです。
しかし、atom66はFnキー+どっかのキーで色々なことができるので使いこなせることができるようになればとても使いやすくなると思います。
使いはじめの操作性の感想はtaptekというはなしですね。
この話を理系人間が例えるなら数式をTexで書くか、ワードで書くかということです。
デザイン
デザインはtaptekが良すぎます。taptekのデザインはApple信者などにはたまらないのではないでしょうか。atom66は少しレトロな感じのキーボードという感じです。
まとめ
僕的にはatom66の勝利です。
これは使用者がキーボードに何を求めるかで変わってくると思います。僕は打鍵感第一なのでこれからはとりあえずatom66を使っていこうと思います。
デザインはイマイチですがこの値段でHHKBとほぼ変わらないものを買え、コスパはとてもイイです。
静電容量無接点の打鍵感はマジで驚きのものではまります。皆さんもぜひ買ってみてください。
いまではatom66の圧勝だと思っています。キーボードとしての完成度が比べ物になりません。
打鍵感と音がたまりません。これだけでシコれ、、、何でもないです。
最後に追記
とにかく一年使用したいまでも、atom66は素晴らしさを保っています。
良いキーボードに出会えました。
安くはないですが、キーボードは大事なインターフェースですし、頻繁に変えるものではありません。
こういう作業するものに対する投資は僕は惜しまないつもりです。
みなさんもぜひ一度、高級キーボードを味わってみてください。