先日、スマホをトイレに落とした凡才たぬきです。
今回は、僕が在籍していた高専で人気の高かった進学先をまとめたものです。
人気があるところは基本的に入学が難しいですが、そうでもないところもあります。
今回は入学の難易度関係なく紹介していきます。
大学編入の試験日などをまとめました。詳しくはこちら↓↓↓↓
人気のある進学先
- 高専専攻科
- 長岡技科大、豊橋技科大
- 地元の国立大学
- 東工大
- 電通大、名工大、農工大、筑波大、埼玉大
進学希望の高専生の多くはこのような大学に進んでいきます。
では詳しく解説していきます。
高専専攻科
専攻科のいいところ
- 高専と変わらない環境
- 学費が圧倒的に安い
- 実家から通える
- 大学編入より試験がラク
ご存知の方も多いかとは思われますが、専攻科とは各高専に設置された大学と同じ学位を取得するところです。要は高専についた小さな大学です。
専攻科は大卒と同じ学位を貰えるにも関わらず、国立大学の学費の半額で卒業できます。
実際にかかる学費を計算してみます。
専攻科 | 大学編入 | |
---|---|---|
入学金 | 84,600 | 282,000 |
学費 | 234,600 | 535,800 |
2年間の合計 | 553,800 | 1,353,600 |
2年間の学費の差は、なんと約80万円!!
国立大学に比べて、学費を半額以下に抑えることができます。
学費が安く、よくも悪くも高専時代と環境も変わらないため人気の進学先となっています。
ちなみに専攻科はいい大学院に行きやすいという噂を耳にしますが、これは半分事実で半分嘘です。
専攻科がなにか大学にパイプ的なものを持っているというわけではなく、院試が大学受験に比べて格段に簡単であることによるものです。つまり、専攻科からの院進学が優遇されるとかは絶対にありません。
長岡技科大、豊橋技科大
技科大のいいところ
- 編入学生が非常に多いため、友達を作りやすい
- 大学院まで一貫した教育体制
- 就職が安定している
- 他の大学編入よりは合格しやすい
- 推薦入試が非常にラク
技科大は、高専生が修士号まで取るために作られた大学です。
したがって、高専の専攻科を集めて、大きくしたようなところです。
学生の多くは高専からの編入学生であるため、友達作りや単位認定などが簡単である等のメリットがあります。
また、高専から推薦を貰えば書類審査のみ入学できます。
推薦基準も厳しくなく、僕が在籍していた高専の場合、平均順位が半分以上とかでした。
推薦基準は各高専に依るので、気になる人は学生課に聞くとよいでしょう。
加えて、技科大は就職にかなり強いです。
この理由は、就活において他の学生とは違った研究環境等が強みであると考えています。
就職は、多くの地方大学(いわゆる駅弁大学)よりは良く、電通大や東京農工大とトントンかなという感じです。
地元の国立大学
地元の国立大学のいいところ
- 実家から通える
- 地元での就職には困らない
実家から通える大学というと地元の国立大学が真っ先に挙がります。
地元の国立大学の受験はその県の高専生が入試でかなり有利になります。
理由は高専の先輩が受験したときの情報を先生や学校が蓄積していたり、実際に先輩から聞くこともできるからです。
あと、地元で就職したい人はその県の国立大学がいいでしょう。
地元企業ではその県の国立大学はかなりウケが良いです。
大学編入の試験日などをまとめました。詳しくはこちら↓↓↓↓
東京工業大学(通称、東工大)
東工大のいいところ
- 勉強、研究を日本のトップレベルで学べる
- 優秀な学生が集っている
- 受験日が遅いため、じん日には時間が取れる
- 東大京大は編入すると2年次スタートだが、東工大は3年次からスタートできる
東工大も多くの高専生が進学しています。
東工大というと高専からは専攻科を経て、大学院から入学するイメージが強いですが、編入で入学する人もいます。
東工大は、東大、京大に並ぶ、日本でもトップクラスの大学で、入学難易度も他の大学に比べて高いです。
編入学において、3年次への編入という東工大が東大京大と明らかに違うメリットがあります。
東大京大は2年次からのスタートであるのに対し、東工大は3年次からスタートとなり(注1)、ストレートで卒業することができます。
高専でも専門分野において高い志を持つ人の一部は東工大に入学しています。
高専生は受験勉強への耐性がないため、東工大の受験は大変です。
受験日が遅いため、長い受験勉強に耐えられるかどうかもかなり重要なポイントになってきます。(長いと入っても高校生がやる受験勉強に比べれば遥かに短いです)
注1:理学系の学科の一部は2年次スタート
電通大、名工大、農工大、筑波大、埼玉大
これらの大学が人気な理由は共通しています。
電通大、名工大、農工大、筑波大、埼玉大のいいところ
- 大都市に近い
- 就職に強い
- 工学系では知名度が高く、評判がいい
- 合格確約書の提出が遅い or ない
- 受験科目が少ない
これらの大学が、人気編入先の大本命と行っても過言ではありません。
これらの大学は立地がよく、研究力が高いので、充実した大学(院)生活を送りやすくなっています。また就職にも強く旧帝大にも匹敵します。
全てにおいて、バランスのいい大学です。
また、中には合格確約書がない大学もあります。
従って、滑り止めとして受験されることも多いので、試験では高得点が要求されます。
これらの大学を勝手に編入での人気度と評判で並べ替えると、
編入での人気度: 埼玉大 > 筑波大 = 電通大 = 農工大 > 名工大
大学の評判: 筑波大 > 電通大 = 農工大 >= 名工大 > 埼玉大
埼玉大学は、簡単な数学と面接のみで合否が決まります。
したがって、併願校として異常なまでに人気です。
最後に
なんか5選とか銘打っておいて、5つじゃないことはホントすみません。
こんな詐欺っぽいことをしておいて、申し訳ありませんが、最後に少しだけ編入への持論を述べさせてください。
私は大学はそれほど切り詰めて考える必要はないと思います。
ラクに考えろと言われたって無理な話なのは身をもって経験してるので、気持ちはわかります。
ですが実際、理系は大学よりも大学院(研究室)のほうが圧倒的に大事なんですよ。
大学院で新しく大学(研究室)を選び直すこともできます。(僕はそうしました)
なので、大学は場所とか総合大学がいいとかで決めてもいいと思います。
学生生活は楽しんだもん勝ちなんて言われますし。
他にも編入や高専に関する記事を書いているので是非見てみてください。
大学編入の試験日などをまとめました。詳しくはこちら↓↓↓↓