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【高専受験】高専の学科の特徴を解説します!!

こんにちは、RiKです。

久しぶりの投稿になりますが、今回は高専にある学科の特徴について話していきます。

情報はどの高専にも当てはまるかというとそんなことはないと思うので参考程度に読んでください。

目次

高専にある学科

高専にある学科は主に下の5つの分野に分けられます。

  1. 機械系
  2. 電気電子系
  3. 情報系
  4. 化学系
  5. 土木・建築系

では、それぞれの学科の特徴を解説していきましょう。

それぞれの学科の特徴

1.機械系

学ぶ内容

演習系の科目では機械を設計すること(CAD)と操ること(実習)を中心に学んでいるようです。

座学では四力(機械力学、流体力学、材料力学、熱力学)をおもに学んでいます。

ぞれぞれがかなり専門性の強い科目となっています。

RiK
RiK

僕のいた高専では、機械系の学科は毎週ある実習とそのレポートがかなり大変そうでした。

就職

主な就職先は食品メーカーや精密機器の工場などの大手メーカーの工場に行っているようです。

そこでは機械の制御等を担当することと思われます。

進学

高専からの進学は大学の3年に編入ということになりますが、そこでの学科の変更や学部の変更は理論上は可能です。

しかし、機械系は高専で勉強する内容の専門性が高いため、ほかの学部学科に編入学する際は苦労を要すると思われます。

2.電気電子系

学ぶ内容

電気電子系の学科では物理、数学を中心に回路や半導体、プログラミングなどをかじります。

あくまで僕がいた高専の話にはなりますが、専門性を高めていくような科目は少なく、理系の根幹をなす、物理と数学に重きを置いています。

なんせほかの学科と比べると、専門科目は物理数学ができないと話にならないようなものばかりなので。

RiK
RiK

僕はこの学科にいましたが、ほんとに半導体やプログラミングはかじる程度で数学と物理がほとんどでした。

でも5年の研究室選びで自分の学びたいことをしっかり学ぶこともできます。

就職

就職先として僕の同級生が選んでいたのは、通信系や電力系の企業ですね。

僕の学校ではプログラミングも扱っていたので、エンジニアになる人もいました。

進学

学科を変えずに進学する人のほかに情報系や理学部の物理学科、数学科に行くひとも多くいます。

浅く広く勉強しているため、就職も進学も一番多様性のある学科であるといえるでしょう。

3.情報系

学ぶ内容

プログラミングや論理回路などを中心に勉強しています。

ソフトウェア系の分野ですね。

就職

就職はエンジニアが一番多いかと思われます。

しかし、通信系やメーカーに行く人もいました。

RiK
RiK

いまやプログラミングはどの業界にも結びつきがあるため、多くの場所で必要とされるのではないでしょうか。

進学

進学するのには一番苦労する学科だと思われます。

人工知能が発達して注目を集めているせいか、安定して人気が高くなっています

編入学試験も1番倍率が高いです。

それでも編入学試験であるため、センター試験などを受ける大学の一般入試よりは格段に簡単だとは思います。

情報系の学科も電気電子ほどではありませんが、割と広い分野を学べるので学科変更などは他学科と比べると楽でしょう。

4.化学系

学ぶ内容

まず、化学系は他の学科とはいろいろな面で違っています。(それもそのはずで化学科の多くは、大学では工学部ではなく、理学部に属しています。

化学という領域の科目は他学科の領域と比べて、かなり暗記が多いそうです。

RiK
RiK

暗記が多いことから、僕が化学を教わった先生は「化学は文系と理系の中間だ」と言っていました。

もう、一つ大きな違いがあり、それは男女比です。化学科の男女比は理系には珍しく半々くらいです。(ほかの学科は10:1ほど)

RiK
RiK

化学科だけ共学校のような雰囲気でしたね。

あと、高学年になると学科内でも生物系と材料系に分かれています

就職

就職は食品メーカーや化学メーカーなど化学に直結しているような会社が多いようです。

進学

先ほども述べましたが、学ぶ内容は他の学科とはかなり違うため、他学科へ移ったり、編入したりするのは大変そうです。

化学系は大学では生物学科もあるところが多いため、化学の編入先は2学科となり、ほかの学科よりも編入が楽になることもあります。

5.土木・建築系

学ぶ内容

土木・建築系も化学系と同じく他の学科とはかなり違った内容を学びます。

建築系は製図が大変でかなり忙しいという話は聞くので、建築系に入る人は覚悟しましょう。

土木は他の学科と比べても、それほど勉強内容は難しくはないという話を聞いたことはあります。

就職

土木・建築ともに不況のあおりを受けにくいのが特徴でしょう。

そのため、高専卒であればJRや大手ゼネコンなど安定していいところに入れます。

それと土木系は公務員になる人もかなり多いです。

進学

進学は特段難しいとか簡単とかはないと思います。

しかし、土木・建築系は進学より就職が多いのが現状です。

RiK
RiK

就職が多いのは土木建築業界が現場思考の強い業界であるのが、関係しているのではないでしょうか。

最後に

今回は高専のそれぞれの学科の特徴について解説していきました。

しかし、今回紹介した情報はあくまで僕が自分の高専で感じたり、聞いたりした情報のため、ほかの高専も完全に一致したりするものではないので、参考程度に考えておいてください。

高専はその道に進むつもりなら、かなりいい選択だと思います。

しかし、早く自分の進路を決めてしまうため、進路変更が大変などそれなりのデメリットもあります。

高校に進学するか、高専に進学するか、よく考えて決めてください。

ちなみに僕は何も考えずに高専を選んでしまったため、後悔をした夜がたくさんありました。(いまは全く後悔していませんよ)

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この記事を書いた人

とある国立大の大学院生。高専から編入学、そして外部院試を経験しています。
備忘録も兼ねて、ブログを運営中。
加えて日記として note を使用。
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