本記事では以下のよいうな悩みや疑問を解決していきます。
- 編入学試験の面接ではどんなこと聞かれるのか?
- 実際に試験を受けた人がどんな質問をされたのか?
- 試験までにとにかくたくさんの情報を入れておきたい!
具体的には、私の編入学経験を踏まえて、面接で聞かれることとその対策としてどのような準備をしておけばよいのかを説明します。
本題に入る前に、まずは「編入学試験における面接」についてざっくりと解説します。
編入学試験における面接の特徴
面接でよく聞かれる質問と対策を早く知りたいという方はこの節は読み飛ばしていただいたかまいません。
編入学試験における面接は大学によって様々です。
大学によっては筆記試験を設けず、面接と口述試験のみ行う場合や面接は補助的なもので筆記試験の結果でほとんど合否が決まってしまうケースもあります。
ほんとに多種多様ですが、自分の周りの受験談での共通する特徴を挙げます。
- 面接時間は10~20分
- 面接官(大学教授)は5人以上
- ありふれた質問がほとんど
- 言ったことについてかなり深堀りされる
- 雰囲気は高校入試などに比べてユルい
- 口述試験も併せて実施される
特に特徴的だと思うのが、言ったことについてかなり深堀りされるという点です。
面接官である大学教授は気になったことについてはかなり深堀りしてきます。
ですので、完全な作り話で乗り切ろうとすることは基本的には無理だと考えてください。
話の内容を盛ることは全く問題ないと思いますが、完全な嘘の話では必ずボロが出てしまいます。
嘘を悟られた時点で信用がなくなってしまいますので、100%の嘘はつかないようにしましょう。
面接でよく聞かれる質問
では本題に入ります。
面接でよく聞かれる質問は以下の通りになります。
- 志望動機
- これまで頑張ったこと
- 大学卒業後の進路
- 合格したら入学するか?+他にどこの大学を受けているか?
志望動機
志望動機は「なぜその大学を選んだのか?」に対する答えを1分以内で簡潔に説明しましょう。
1分では話したいことが話せないという方もいるかもしれませんが、長く話すのはNGです。
面接官が深ぼってくれるのでその時に話を広げていけばいいのです。
志望動機は「その大学で学びたいこと or やりたい研究」を踏まえると良いです。
志望動機があまり明白でない場合に加えられる質問としてよく聞くのが
他の大学でもそれはできるのでは?
といった質問です。正直、これは難易度の高い質問だと思います。
ほとんどの研究分野で先導するのは東大や京大で、他の大学を目指す理由を求められても困りますよね。
でも逆にここでスパッと答えられると他の受験生を出し抜くことも可能です。
ぜひ答えられるように学部や学科のパンフレットやWebを読み込むことをおすすめします。
その大学での特徴を何かしら掴んで、それを自分の志望動機に結びつけてください。
例:(国際性に富んでいることを推している学部の場合)様々な国の人との交流を深めながら〇〇学の素養を深めたいなど
これまで頑張ったこと
「これまで頑張ったこと」もかなりよく聞かれる質問で、かなり重要です。
これまでの人生で力を注いだことを論理的に述べる必要があります。
〇〇賞を取りましたなどわかりやすいものがなくても心配ありません。
重視されているのは、頑張ってなにかをやりぬくまでの過程で結果は重視されません。
バイトや部活、勉強など自分の話しやすい話題で話すのがおすすめです。
やり抜くまでにどのような困難があって、それをどのように乗り越えたのかというストーリーを考えておくととかなり良くなります。
例:
これまで頑張ったことはバイト先でのシフト管理体制の改善です。私がバイトを始めた当初のバイト先のシフト管理は紙のカレンダーに誰がその日出勤するか書き込んでいました。しかし、この方法では自分がどの時間に勤務するか確認するにはバイト先でそのカレンダーを確認する必要がありました。そこで私はカレンダーアプリでのシフト管理を店長に提案し、その推進を頑張りました。
やり抜くまでの困難:
アプリでの操作になれない人が多かった
どのように乗り越えたのか:
ひとりひとりフォローを行い、自分で操作できるまでレクチャーした
結果:
どこでもシフト表を見られる様になった。また、給与がカレンダーから自動で割り出されるようになり、給与計算の手間を省くことができた。
大学卒業後の進路
大学卒業後の進路について聞かれたら、「就職」か「進学」かを答えましょう。
どちらか迷っている方や特に考えていないかたは進学と答えてください。
自分の経験上、そのような方は進学するケースが多いことに加えて、大学教授は研究室のメンバーとなる進学希望の学生を欲しがります。
合格したら入学するか?+他にどこの大学を受けているか?
合格したら入学するか?と聞かれたら、迷わず入学します!!と言ってください。
この質問には「合否に関係ありません」という枕詞がつくケースもあります。
他に受けている大学も聞かれたら、実際に併願する中で偏差値の近い大学を言ってください。
偏差値が10も上の大学を受けていると言うと、偏差値の低い大学の面接官は「うちは多分滑り止めなんだな」という印象を与えます。
あまりプラスな印象ではないため、滑り止めとは悟られにくい併願先を言っておくのがベターだと思います。
面接についてよくある質問
模擬面接はしたほうがいい?
私は模擬面接などの練習はいらないと思っています。
もちろんしておいて損になるものではないため、やっておくに越したことはありませんが、必要か不要かでは不要派です。
面接はこれまでの自分をアピールする場所であって、練習をしてもこれまでの自分を書き換えることはできません。
もちろん最大限アピールするために模擬面接を行うことも良いですが、これは紙の上でどのようなことを話すか整理することでも十分だと思っています。
面接時の服装は?
自分が受験したときの受験生はほとんどがスーツでしたので、スーツが無難です。
カジュアルな服装でも減点はされないと思いますが、マイナスな印象を与える可能性があります。
どのような面接対策をすべき?
紙に今回紹介した以下の質問事項を書き出し、その返答を考えてください。
- 志望動機
- これまで頑張ったこと
- 大学卒業後の進路
- 合格したら入学するか?+他にどこの大学を受けているか?
考えた返答はスラスラ言えるようになるまで頭に刷り込んでください。
返答から考えられる想定質問も作り、その返答まで考えられれば完璧です。
まとめ
自分が高専に在籍していたときには、面接を簡単に乗り切ってしまう面接特化型の人間もちらほら見かけました。
そのような人たちは面接なんか対策しなくていいんだよーと言っていましたが、多くの人はそうではないと思っています。
しかし実際のところ多くの受験生は面接対策に時間を使いません。
このような状況から少しの面接対策で周りの受験生を出し抜くことが可能だと思います。
ぜひ面接対策、頑張ってください!!