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【編入生が語る】大学編入から就職の内情【大学院に行こう】

先日、スマホをトイレに落とした凡才たぬきです。

今回は編入後の就職の内情についてお話していきます。

先に結論から申し上げますと「大卒で就職するより、大学院に行ったほうがずっとコスパが良い」です。
そのように考えついた経緯を説明していきます。

目次

高専、大学、大学院の就職の仕方の違い

それぞれの違いを表にまとめると以下のようになります。
全部説明していくので、いま見なくても大丈夫です。

高専からの就職

高専生の多くは学校に届いた求人を元に、学校推薦を使って就職します。

高専に来る求人は、高校以上、大学未満といった印象。
高専生はJRや大企業の子会社に就職するひとが多く、待遇もそこそこ良いです。

高専から就職するメリットは、就活を学校推薦を使うので、就活をそれほど頑張る必要なくそこそこ良い企業に就職できる点にあります。
しかし、一流企業を目指すなら、大学は当然のこと、大学院という条件まで加わってきます。

高専からの就職のメリットは、楽にそこそこの企業にいけること

大学からの就職

大学から就職する人の多くは、就活戦争を戦うことになります。

もちろん、大学にも求人は届いていて、学校推薦を使うこともできますが、大学に届く求人は大学院生が優先して選んで、残ったものが大学生に回されます。
そのため、大卒で学校推薦を使って就職するひとはそれほど多くない印象です。

話を戻して大卒の就職戦争の就職がどんなものかというと、エントリーシートを何十社も書いて、通ったものだけ面接に呼ばれ、何回も面接を繰り返すといった感じ。
落ちるのが当たり前の世界と言っても過言ではありません。

世の中の多くの企業が大卒の人を雇うので、選べる企業は大変豊富ですが、就職するのも大変です。

大学からの就職は、受験戦争に近く就職先はピンキリ。
努力次第では一流企業に入れるが、何もしないと高専就職よりまずいことにも。

大学院からの就職

大学院生は学校推薦を使う人もいますし、自力で就職する人もいます。

自力で就職とは言っても、普通の大学生の就職とは少し違います。

大手メーカーの専門職などは専門的な知識が備わった大学院の人しか雇わないという企業もあるため、そのような企業へ就職しやすいのが大学院の人の特権です。
その特権を持つ人は大卒での就職と比べると人は少ないので、倍率も大学での就職のようにとんでもなく高くなることもありません。

もちろん、大学院で勉強したことが全く関係しない分野なら、大学も大学院もあまり変わりませんが。

学校推薦でも自力での就活でも、待遇の良い専門性のある仕事への就職に強いのが大学院からの就職です。

大学院からの就職は、引く手あまた。ただ、大学院自体、人によってはきつい。

編入後の就活について

編入学後、大学での就職はけっこう大変です。

というのも、編入生は通常の学生よりも基本的に単位が少ない状態でスタートするため、授業がかなり詰まっています。

就活でのライバルとなる学生には、単位の少ない or 負担の少ない文系の学生も含まれます。
そのような人たちと時間的なハンデを負いながら戦うことになります。

当然、ライバルは全国の大学生ですので、倍率は何十倍や何百倍となるかもしれないですし、内定までの面接の回数も多くなってしまいます。

就職の例外として、教員や県庁など公務員になる友達もいました。
編入後でもそのような道に進むことは(大学に依るが)可能ではありますが、教員試験や公務員試験などを通る必要があるため、楽ではありません。

一番のおすすめ就職ルートは大学院から

繰り返しになりますが、「大学院に行ったほうが将来的なコスパはいい」です。

もちろん、「就職してやりたいことがある」「もうこれ以上、勉強や研究は嫌だ」という人は編入後、すぐに就活することをおすすめします。

博士課程はどうなの?

博士課程のことを知らない方のために説明しておくと、博士課程とは修士課程を終えた後に、プラス3年間研究をする過程です。
博士課程を終えた人は、その分野のスペシャリストとして社会的な評価を受けられます。

博士課程からの就職は、良くも悪くもなく修士課程とさほど変わらないという印象です。

一昔前は、博士課程に行くと年齢も重ねてしまい採用してくれる企業がなくなるという状況になるなんて言われていました。
しかし、現在では、博士のひとでも就職はしやすくなっているそうです。

かといってコスパが良いのかと言えばそうではありません。

それに博士課程での研究生活は真にその人の力が試される場所であり、研究がうまく進んで3年で卒業できるところです。
就職のことのみ考えるなら、修士卒が一番コスパが良いのは確かです。

最後に

ここまで大学院に行ったほうがコスパが良いということを延々と申し上げてきましたが、個人的にも理系の学生であるなら大学院に行ってほしいです。

大学院は大学とは全く違う世界で、社会とも離れた世界にあるような感じです。

それを一言でいうとアカデミックの世界ですが、そのアカデミックの世界に入る最大のチャンスは大学卒業から大学院に行くタイミングです。

就職してからでも大学院に入ろうと思えば入れますが、就職後に大学院に行く人は極稀です。
若いうちにいろいろな世界を見ておくという意味で、まだ早いかもしれませんが、ぜひ大学院を検討してみてください。

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この記事を書いた人

とある国立大の大学院生。高専から編入学、そして外部院試を経験しています。
備忘録も兼ねて、ブログを運営中。
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