- 技科大は世間からどのように見られているの?
- 技科大ってどれくらいのランクに位置しているの?
今回はこのような疑問に答えます。
科研費(研究費)の規模、編入学の難易度、就職実績などの観点から技科大の世間からの評価について調べていきます。
科研費(研究費)の規模
結論:地方上位国立大学と同程度(広島大や神戸大など)
結論は広島大学、神戸大学などの地方上位国公大学と同程度です。
理由は教員一人当たりの科研費配分額が長岡技科大は23位で豊橋技科大が28位であり、その周辺の順位には26位に神戸大学、30位に広島大学が位置しているからです(2023年度)。
1研究室の持つ研究力は国内でも高い部類に入ることがわかりました。ただ教員数は総合大学に比較すると劣ってしまうため、科研費総額では広島大学や神戸大学には及びません。
こちらのサイトに順位表が掲載されているので気になる方は覗いてみてください。
編入学(3年次)の難易度
結論:地方国立大学と同程度
編入学試験の難易度は地方国立大学と同程度だと考えています。
根拠となるデータを示せる分けではありませんが、筆者の身の回りの高専卒業生を見る限りはそのように思います。
地方国立大学をいくつか受験して合格をもらえなかった人も技科大では合格をもらっているケースをいくつか見ました。
試験問題も決して難しいものではありません。その年年の倍率にもよりますが、平均すると数多ある地方国立大学と同程度だと思います。
一般入学(1年次)の難易度
結論:地方国立大学と同程度
1年生としてに入学するときの難易度についても編入学と同様に地方国立大学と同程度と結論付けました。
理由は大学入試サイト(パスナビ)における偏差値は長岡技科大が40.0で豊橋技科大が42.5であり、山梨大学(42.5)や大分大学(42.5)と同程度だからです。
地方中堅国立大学といわれる金沢大学(52.5)や静岡大学(50.0)とはやや開きがあるようです。
知名度が低いことや総合大学と比較すると単科大学は狭い世界で生活するようになってしまうことが偏差値が上がらない原因の一つであるかなと感じます。
就職実績
結論:地方上位国立大学と同程度
就職実績の比較はとても難しいですが、東洋経済オンラインの「有名企業への就職に強いだが行くトップ200校」によると豊橋技科大が23位、長岡技科大が29位にランクインしていました(2022年度卒)。
付近に東京農工大(25位)や北海道大学(27位)が位置していることから技科大はかなり就職状況は良いようです。

就職状況は調べるのが難しいことや東大や京大がランクインしていないことからこちらのランキングはあくまで参考程度に考えてください。
筆者の周りの技科大卒業生で就職した人は確かに有名企業ばかりに就職ししています。
各サイトでのランク付け
サイト①:THE 日本大学ランキング

「THE 日本大学ランキング」というサイトでは、長岡技科大が30位、豊橋技科大が35位という結果です。
それらの順位周辺には横浜国大やお茶の水大学、電通大がランクインしています。
実際に世間から見た技科大の評価もそのような大学と同等だと思います。
これより以下のランク付けは対象サイト運営者の主観が強く出ている可能性があります。
あくまで参考程度に。
サイト②:日本の学歴-知っておきたい大学ランキング-

「日本の学歴-知っておきたい大学ランキング-」というサイトでは豊橋技科大、長岡技科大はC級下位という位置づけです。これは山形大学や富山大学と同じ位置です。
何を基準に比較しているのかわかりませんが、なかなか面白いですね。
サイト③:学歴序列 大学ランキング

「学歴序列 大学ランキング」というサイトでは地方地方海国立大学と同程度の評価をしています。
豊橋技科大のほうが長岡技科大よりもワンランク上に位置していますが、そのように評価した理由が気になりますね。
結論
地方上位国立大学と同程度
以上から豊橋技科大と長岡技科大は地方国立大学と同程度の認識を受けていると結論付けて良いのではないでしょうか。
入学難易度はそれほど高いわけではありませんが、就職実績や教員当たりの科研費などは素晴らしく電通大学や東京農工大とも遜色ないでしょう。
筆者の想像ですが、入学の難易度が低くても卒業生が日本の名だたる企業で活躍していることが世間の評判を良くているのでしょうね。
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