こんにちは。
今回は高専から大学へ編入するメリットとデメリットについて解説していきたいと思います。
いきなりですが、この記事のまとめを書いておきます。
- 大卒(学士)となる
- 大学生活を送ることができる
- 就職組に比べて、時間ができる
- 文系就職しやすい
- お金がかかる
- 勉強が大変
- 就活がめちゃめちゃ大変
ざっとこんな感じです。では細かく見ていきます。
大学編入するメリット
大卒(学士)となる
大学を卒業すると学士という学位をもらうことになります。
多くの大学生はこの資格を取るために大学に行っています。
新卒という就活のための切符がもらえます。
しかし、昨今では大卒が多すぎて大卒というだけでは、効果があまりありません。
理系なら大学院まで行かなければ、企業の人は振り向いてくれないでしょう。
何かアピールできるものがあれば別ですが。。。
それでも大卒といえば、ある程度学力に対する信用を得ることができます。
大学生活(キャンパスライフ)を送ることができる
2年間ですが、キャンパスライフを送ることが出来ます。
サークルに入っていろいろなひとたちと遊んだり、飲みにいったりすることもできます。
僕の編入した大学は、編入学生でも多くのサークルが歓迎してくれました。
いろいろな価値観を持った、いろいろな分野の人達が集まることができるのは大学ならではです。
しかし、これには注意点が必要です。
編入学生は単位認定によってはかなり忙しくなります。現に僕は勉強とバイトに追われて、サークルにいくのは、二週間に一度行くくらいです。
それでもサークルは色んな人達がいて、さまざまな価値観に触れることができるので貴重な時間となっています。
編入後の大学生活に関する記事です。興味があれば、見てみてください。
【大学編入】編入後の大学生活を語る【単位が取れない!?】
就職組に比べて、時間ができる
先程、編入学生は忙しくなるかもしれないと書きました。
しかし、夏休みや春休みなどは高専と同様、かなり長くあります。
就職してしまうと、当然ですが大学生のような長期休暇なんてものはありません。
夏休みなどをつかって、一人旅など自分のやりたいことに熱中できます。
文系就職しやすい
大学は高専に比べて、文系就職が圧倒的にしやすいです。
高専の就職は、学校に来た求人の中から企業を選択して、学校推薦を使って就職するというスタンスがほとんどです。
しかし、大学は自分から動かなければいけない文系就職が多いです。
そのため、大学が就活セミナーなどを開いてくれたり、就職に関する情報を与えてくれます。
周りに文系就職する人が多いことも、就活を進めていくのに有利に働くでしょう。
大学編入するデメリット
金銭面が大変
当然ですが、勉強することはお金がかかります。
就職するとお金をもらえますが、大学はお金を払っていくところなので、就職と進学では金額にかなり差が出ます。
大学に通い始めると学費、食費、家賃、交際費等でかなりのお金がかかります。
費用 | 金額(/月) |
---|---|
学費(国立) | 約4万円 |
食費 | 約2万円 |
家賃(ガス代等) | 約4万円 |
合計 | 約8万円 |
これだけでも最低限と考えてください。
これに加えて、教科書代や交際費等いろいろな出費がかさみます。
大学生活に必要なお金は、約10万円/月と考えましょう。
しかし、今払えなくても奨学金を借りることはできます。
また、受験でも意外とお金が必要になります。
受験前に参考書代、TOEIC受験料(約5000円)がかかります。
受験本番では受験料(約3万円)、交通費、(前泊する場合の)宿泊費がかかります。
進学はかなりお金がかかるので、保護者さんとよく相談してから決めましょう。
勉強が大変
受験があります。
当然ですが、受からなければ 就職 or 浪人 となってしまうので、勉強しなければなりません。
推薦が貰えれば、就職する大変さと差はありませんが、一般入試を受ける場合は受験前の数カ月は毎日勉強する必要があるでしょう。
大学に入学してからも勉強は大変ですが、就職組も大変な思いをして働いています。
進学後と就職後のどちらが大変かを比較するのはナンセンスですね。
入学後の就活が大変
大学からの就職は高専からの就職と比べると何倍も大変です。
- 高専からの就職 求人票の中から会社を選び、学校の推薦を使って内定をもらう
- 大学からの就職 何社もエントリーシートを書いて、何回も面接を繰り返し内定をもらう
大学からの就職は大変なので、遅くても3年の後期から動き始めなければなりません。
つまり、大学に慣れてきたところで就活の時期がやってきます。
編入してから、多くの単位を取りながらヒーヒー言っている僕からすると、 編入→就職 という選択は相当な努力が必要だと思います。
最後に
編入してから半年が経ちましたが、編入してよかったなと思うことばかりです。
自分でも驚いているのが、以前より勉強が好きになれたことです。
正直なところ、別に勉強が好きで進学したわけではありません。
大きな声では言えませんが、就職したくないから進学したのです。
「勉強が好きではないのに、大学なんて行ってもいいのかわからない。
かといって就職もしたくない。」というひとには進学を勧めます。
「大学に行けばよかったんじゃないか」とモヤモヤしながら働くなら、大学で勉強をちゃんと嫌いになってから働くほうがスッキリするのではないでしょうか。
他にも編入学に関する記事を書いているので、ぜひ見てみてください。