先日、スマホをトイレに落とした凡才たぬきです。
今回は豊橋技科大の編入学試験について解説します。
豊橋技科大とは
長岡技科大と並び、日本に2校しかない技術科学大学のひとつ。
技術科学大学とは、高専卒業生が編入するために作られた大学です。
そのため学生の多くが編入学生であり、ほとんどの学生が大学院まで進学します。
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大学編入の試験日などをまとめました。詳しくはこちら↓↓↓↓
豊橋技科大の編入学試験の概要
入試概要
入学試験は主に、推薦入試と学力入試があります。
推薦入試・・・高専から推薦をもらって出願する。試験方法は書類審査のみ。併願は不可。
学力入試・・・大学で実施されるペーパーテストの結果で合否が決まる一般的な入試。併願可。
推薦入試の学力基準に関して、募集要項に次のような記載があります。
出願資格
第 3 年 次 学 生 募 集 要 項 豊橋技術科学大学
令和3年度高等専門学校(商船学科を除く)卒業見込みの者又は高等専門学校の商船学科を令和4年度卒業見込みの者で,在学中の成績が上位に属し,人物,学力が優秀で,出身学校長が責任をもって推薦できる者。
つまり、成績が上位という解釈により、各高専に推薦基準は委ねられます。
僕の出身高専では2年次からの成績が上位50%が推薦条件でした。
入試日程
国立大学理系の編入学試験は概ね6月〜8月の間で実施されます。
豊橋技科大の場合(前年度R4)は、以下のような日程で試験が実施されました。
入試区分 | 試験日 | 合格発表 |
---|---|---|
推薦入試 | 書類審査のためなし | 6/14 |
学力入試 | 6/26 | 7/20 |
毎年、入試日程は大きく変わりません。
また、推薦入試が不合格になっても、そのまま学力入試を受験することもできます。
長岡技科大と学力入試の日程がかぶっているので、併願はできません。
科目と配点
推薦入試
先述の通り、推薦入試には筆記や面接がなく、成績証明書などの書類審査のみで合否が決まります。
何を重視するかなどの詳細は明かされていません。
学力試験
学力試験の試験科目は以下になります。
試験科目 | 国語 | 英語 | 数学 | 専門 | 計 |
配点 | 100 | 150 | 100 | 150 | 500 |
専門科目については以下の科目群から選択問題になります。
機械工学課程・・・①、②、③の中から一つ
電気・電子情報工学課程・・・②
情報・知能工学課程・・・①〜⑤の中から一つ
応用化学・生命工学課程・・・面接
建築・都市システム学課程・・・④、⑤の中から一つ
① 機械工学:水力・流体力学,熱力学,材料力学及び加工学・材料学の4問を全て解答
② 電気・電子情報工学:電磁気,電気回路,電子回路,情報通信及び物理化学から3問を選択して解答
③ 情報・知能工学:数学(解析,代数,確率),論理回路及びプログラミング(データ構造とアルゴリズムを含む)から出題
④ 建築学:構造,環境及び計画の3分野から出題
⑤ 土木工学:構造,水理及び土木計画の3分野から出題
合格者数と倍率
定員や合格者数については技科大の公式HPから参照してください。
過去5年間の倍率(合格率)については以下のようになります。
まずは推薦入試。
グラフにすると以下のようになります。
続いて一般入試。
グラフにすると以下のようになります。
このグラフから言えることは
- 推薦入試のほうが倍率が低い
- 推薦、一般ともに情報・知能工学の倍率は高い
- 推薦、一般ともに、電気電子情報工学と応用化学・生命工学の倍率は低い
どの専攻を受験するにせよ、推薦がもらえるようでしたら推薦入試を受験するべきですね。
もちろん推薦に受かれば入学しなくてはいけないので、豊橋を第一志望にしている場合に限ります。
過去問
過去問を手に入れる方法
1.大学公式HPからダウンロード
2.高専の図書館で探す
3.ブログなどネット上で探す
大学公式HPからダウンロード
過去問は2年分のみですが、豊橋技科大のHPに転がっています。
下のリンクに過去問があり、もちろん無料でダウンロード可能です。
高専の図書館
僕の在籍していた高専では、かなり多くの過去問を保存していました。
多くの高専が過去問を蓄えていると思われるので、一度探してみるといいかもしれません。
ブログなどから探す
実際に探してい見たところ、ブログなどで公開している方もいるようです。
場合によっては解答付きや有料で販売されている方もいます。
大学編入学(工学部)試験 数学問題集 (平成8年度~) (kochi-ct.ac.jp)
こちらのサイトではH26からH8までの過去問が数学のみですが、解答付きで公開されています。
無料でダウンロードできるので、かなり使えますね。
大学編入の試験日などをまとめました。詳しくはこちら↓↓↓↓
まとめ
入試について、相談したいことがあったら、担任の先生など相談しやすい先生と話すのがオススメです。
というのも学校の先生は毎年進学する生徒を見送っているので、この生徒の学力ならこの大学はいけるだろうなどの見積もりができます。
もしかしかしたら、それ以上の情報を持っているかもしれません。
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