そろそろ編入学試験に向けて勉強し始めたいけど、どの参考書を使ったらいいかわからないという人はかなり多いと思います。
今回はそんな悩みを抱えた人に高専から大学への編入を経験した僕からおすすめの参考書を選ばせていただきました。
よかったら参考にしてください。
英語【TOEIC】
単語
単語は金のフレーズ、通称金フレです。
金フレは単語数がそれほど多くないですが、TOEICの要点は抑えており、金銭的にも時間的にもコスパは最強です。

単語数が少ないのは、不安なんだけど
と考え、他の単語帳を買おうとする人も多いとは思いますが、不要です。
金フレの単語を覚えた後は、実際に問題を解いていきわからないものがあったらその都度調べる、というスタンスが一番効率がいいと思います。
金フレの兄弟的な単語帳に銀フレというものがあります。
もし銀フレと金フレで迷っている人がいるなら、間違いなく金フレをお勧めします。
銀フレは中学の単語のようなかなり簡単な単語が金フレの前半に追加されたようなものです。
文法
正直、TOEICにおいて文法はそこまで重要じゃないと思っています。
僕がこのように考える理由を説明します。
TOEICの文法問題は主にPart5,6です。5,6は問題数が少ないうえに5,6の中でも単語問題が多いです。
文法をあまりやらなかった僕でも600点まではいけました。
しかし、文法が中学校のままだという人はこの本をお勧めします。
この本は中学生の文法の復習から高校の文法までを網羅していますが要点だけを抑えているので一週間で終わるほどまとめられています。英語の勉強をあまりやってこなかった高専生には最適な本です。
基礎の基礎はできていてTOEICによく出ている文法に集中してやりたいという人はこの下の本を使ってください。
やはり、特急シリーズの本はあまり外れません。少なくともこの本と金フレは大当たりです。
この本を使っている人は僕の周りにもたくさんいました。
問題集
TOEICの問題集は公式のものを一番お勧めします。
公式のものはリスニングのスピーカーが本番と同じであるという点が大きいです。
それと公式のものは最新の問題が載っています。
あまり知られてないかもしれませんが、TOEICの問題は変化しています。大幅な変更はあまりありませんが、問題のシチュエーションは刻々と変化しています。
ですので、最新の問題が載っている公式の問題集を最新のものから3つぐらい買うのがいいと思います。下の商品が公式の問題集です。
公式の問題集はテスト2回分しか載っていないため、演習量が少なく、やりこみが必要だと思う人はこちらの問題集シリーズがいいと思います。
こちらの問題集はかなりの問題量が収録されています。
しかも、解説が丁寧で、新形式にも対応しているため、やりこんで点数を一気に伸ばしたい人にはうってつけです。
以上で英語編は終わりにします。
もしあなたが学生で図書館などが利用できる環境ならすべて買う必要はありません。図書館で借りることで節約して、シャドバに課金しましょう。
単語帳はそれほど高くなく持ち運ぼもしやすいので、買うことを強くおすすめします。
数学
教科書は高専のものを使う
教科書は受験だからって買う必要はありません。高専の教科書で十分です。
しかし、問題量としては不十分なため問題集は買うべきです。
もし受験まで時間があるなら、問題集に入る前に教科書を隅から隅までやってみましょう。微分や積分が何なのかぼんやりしていた数学がかなりはっきりとしたものになります。
問題集
問題集は詳解と演習 大学編入試験問題<数学>が一番おすすめです。
この本は2020年5月に出版されたものなので、編入数学の問題集の中ではダントツで新しいです。
今後の大学編入では、みんな持つ一冊となってくるでしょう。
それでも演習量が足りないという方は、次に編入数学過去問特訓をやりましょう。
数学の教科書について詳しく解説した記事もあります。
物理
物理全般
まだ、試験まで時間があり、高校の内容の物理から復習したいひとは物理のエッセンスをしましょう。
物理のエッセンスは物理のほんとに要点のみを抑えた参考書です。
これ一冊の内容を理解すれば高校の内容の物理は十分でしょう。
力学
大学の力学について勉強したいひとはこの本を使って勉強しましょう。
この参考書は大学初等の力学の考え方(微分方程式を使った考え方)が身につきます。この考え方を身に着ければ大学の初等力学なんて全く怖くはありません。
この参考書は式に対して文章の割合が多いです。この点が微分方程式を使った考え方を身に着けるのに大変役立ちました。
ただ、この本は問題集ではないので、問題量が少ないです。
大学の力学の考え方を身に着けている人で問題をとにかく解きたい人は過去問を使いましょう。
電磁気学
電磁気の教科書は基本的には授業で買ったものでいいと思います。しかし、授業等で買っていない場合はマセマがおすすめです。
このマセマは図や例題がありとても分かりやすいです。例題がかなり簡単なため、ガウスの法則などの公式の使いかたをすぐに理解できると思います。
電磁気の問題集は私はこちらを使っていました。
この問題集は古いものですが、問題がかなり絞られています。無駄な問題がありません。実際、僕の編入試ではこのファイリングノートに乗っているものと全く同じ問題が出ました。
オーソドックスな問題が多く、応用的な問題はほとんどありません。編入学試験の電磁気はそこまで応用的な問題がない印象です。
この問題集はかなりおススメです。
熱力学
熱力学は問題集から入りましょう。いきなり問題集をやっていき、答えを見ながらやってみてください。
これだけでもかなり熱力学がわかってきます。ちなみに僕が実際に使ったお勧めの問題集はこちらです。
なぜいきなり問題集から始めるのかというと、熱力学は応用問題がほとんどなく、編入学試験に出ている問題(ほとんどが熱サイクルの問題)はgoogleで検索にかければ答えまですぐに出てきます。
つまり、熱力学は答えまでの式をを覚えてしまうぐらい問題を繰り返しときましょうということです。
最後に
受験において、参考書を選ぶのに迷っている時間は無駄なんですよね。
僕もそれをわかっていながら、でも、つい参考書選びは慎重になってしまうものです。
図書館になかったら、思い切って買いましょう。
受験はお金を無駄にしたとて、合否にはかかわってきませんが、時間を無駄にするとその無駄にした時間は全国のライバルと差が開いてしまうんですよね。
思い切りは大事にしたいですよね。若いならなおさらですよね。
他にも編入学に関する記事を書いているので、ぜひ見てください!