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院試勉強の振り返りと反省【詳細編】

院試を一通りおえた僕が院試でやったことや感想をお伝えしたいと思います。

あくまで今回の記事は、僕が経験したことをまとめた振り返りの記事です。
この記事を簡潔にまとめた記事はこちらです。

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目次

僕(ぶったぬ)について

とある地方国立大学で物理学を学ぶ学生です。

今までのGPAの平均は2.5弱です。

院試の結果

受験校合否
電気通信大学大学院
(情報理工学研究科-基礎理工学専攻-物理工学)
合格
東京大学大学院
(理学系研究科-物理学専攻-一般物理実験グループ)
合格
(第2志望の研究室)

院試の総まとめ

勉強時間

勉強時間1日あたり
4月98時間3.2時間
5月115時間3.8時間
6月178時間5.9時間
7月206時間6.9時間
8月159時間7.2時間
五ヶ月756時間5.4時間
8月は8月22日までの数字
1日あたり=勉強時間÷30日 とした
  • 4年までに授業をちゃんと受けていた人なら、こんなに勉強しなくても受かる
  • あまり勉強してきてない人は、この勉強量は最低限になる(上位校外部進学の場合)

よかったこと

先にまとめとさせていただきます。詳しいことはこれから時系列に沿ってたっぷり解説しています。

  • 試験二ヶ月前だったが、過去問中心の勉強から参考書中心にシフトできたこと
    特に、イギカワ量子力学、田崎統計、小出解析力学が非常によかった
  • 過去問をやっていた時期に解答を作っていたので、試験前一ヶ月は過去問を効率よく回すことができた
  • 院試勉強する仲間もいないため、ずっと一人だった。それが、周りが見えない焦りを生み、いい方に働いたのかもしれない。

反省点

  • 6月まで過去問ばかりやっていて、基礎ができていなかった
  • 自分なりの集中の仕方を探すのに時間がかかった
    結果、集中する方法はYouTubeの勉強動画を流す方法であった
  • 勉強する仲間がいなかった
    一人だと過去問の解答作りなどでわからないことがあっても、聞く人がいないため時間がかかる

院試対策でやったこと

4年4月まででやったこと

  • 過去問・・・東工大 3年分
  • 量子力学・・・小出量子力学1 一周
  • 統計力学・・・講談社の緑色のやつ 一周
  • 電磁気学・・・長岡電磁気1と2の前半 一周
  • 力学・・・考える力学 一周
  • 数学・・・なし
  • 英語・・・TOEIC対策を1日一時間
  • その他・・・なし

4年4月までの振り返り

  • まだ志望研究室(受験する大学院)を考えていたので、過去問はあまり解いていなかった。受験するだろうと考えていた東工大のみ試しに解いていた。
  • 基礎を固めるため小出先生の量子力学1、講談社の統計力学、長岡電磁気1をそれぞれ一周
    これらの参考書は入門書として使えるほど簡単。
    (授業を真面目に受けていなかった僕はここから始めたが、授業でちゃんと勉強している人なら後述のイギカワ量子力学、田崎統計などから始めていいと思う)
    僕はこのときシュレーディンガー方程式すら書けなかった。
  • 英語はTOEICを毎日一時間以上勉強して、700点は超えるだろうと考える。
    結果は670点、かなりショックを受けていた。

4年4月までに使った参考書

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小出量子力学1
  • 有名な量子力学の入門書
  • 例題や問題は少ない
  • ゆっくりやっても二週間くらいで終えられる
  • 量子力学の概要が掴めていない人におすすめ
  • 院試なら1の範囲までで十分、2は多粒子系の量子力学(出題されていることは見たことない)

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統計力学(講談社の緑色のやつ)
  • 統計力学の入門書
  • 例題や問題もあり、扱う範囲も院試では問題ないほど広くよくまとまっている
    その反面、細かい内容や難しい内容は省かれている
  • 統計力学の概要が掴めいない人におすすめ
  • 二週間もあれば終えられる

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考える力学
  • 力学の入門書
  • かなりわかりやすく初等力学が解説されている、問題は少なめ
  • 厚みはそこそこある割に、サクッと一週間程度で終えられる
  • 応用ではなく、基礎を身につけたい人におすすめ
  • 解析力学の内容は少ししかない
    解析力学を勉強したい人は、後述の岩波シリーズの解析力学がおすすめ

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長岡電磁気
  • 有名な電磁気学の入門書
  • 例題や問題も豊富にある、しかも良問
  • 基礎を押さえるなら非常におすすめ
  • 二週間もあれば終えられる

4年5月以降は次のページにあります。

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この記事を書いた人

とある国立大の大学院生。高専から編入学、そして外部院試を経験しています。
備忘録も兼ねて、ブログを運営中。
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